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***堕散る(おちる)***
第24章 step24十八段目…春
ハルトからお椀を受け取り女将が一旦下がった。
「ねぇ、俺のとどっちがピチピチだった?」
性懲りもなくハルトが訊いてくる。
「それは…ち…」
「ち?」
「稚魚に決まってます。」
ハルトがムッとする。
「言ったな。今晩嫌と言うほど思い知らせてやる。」
ハルトのギラギラした目に失敗したと気づいた。
鮎のお刺身など初めてだった。勧められた通り、醤油と酢味噌と両方の味を楽しんだ。
ハルトは美味いと言いながら日本酒を飲む。
事前に頼んであったのか、ワタシには梅ジュースが用意されていた。
「いかがでしたか?」
「とても美味しいです。鮎のお刺身なんて初めてです。」
「川魚は走りが早いですから、なかなかお刺身ではお出し出来ませんね。」
「今日はお客は俺達だけ?」
「はい。今年の大型連休は後半のほうが皆さんお出かけになりやすいんでしょうね。
一応三連休ですが、前半のご予約はいただいておりませんのよ。」
「三連休?」
「月曜日も祝日ですよ。」
「そうか。ねぇもう一泊したら、また同じ料理になる?」
「猪鹿鳥コースと花札にちなんで三泊のご用意が出来ますが」
「いのしかちょう?」
「ねぇ、俺のとどっちがピチピチだった?」
性懲りもなくハルトが訊いてくる。
「それは…ち…」
「ち?」
「稚魚に決まってます。」
ハルトがムッとする。
「言ったな。今晩嫌と言うほど思い知らせてやる。」
ハルトのギラギラした目に失敗したと気づいた。
鮎のお刺身など初めてだった。勧められた通り、醤油と酢味噌と両方の味を楽しんだ。
ハルトは美味いと言いながら日本酒を飲む。
事前に頼んであったのか、ワタシには梅ジュースが用意されていた。
「いかがでしたか?」
「とても美味しいです。鮎のお刺身なんて初めてです。」
「川魚は走りが早いですから、なかなかお刺身ではお出し出来ませんね。」
「今日はお客は俺達だけ?」
「はい。今年の大型連休は後半のほうが皆さんお出かけになりやすいんでしょうね。
一応三連休ですが、前半のご予約はいただいておりませんのよ。」
「三連休?」
「月曜日も祝日ですよ。」
「そうか。ねぇもう一泊したら、また同じ料理になる?」
「猪鹿鳥コースと花札にちなんで三泊のご用意が出来ますが」
「いのしかちょう?」