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***堕散る(おちる)***
第24章 step24十八段目…春
「ルリ、そこハートのキングで、さっきもルリそこ開けた。違うところにしなよ。」

「ハルト?競争なんですから教えちゃ…」

「だって色んなところ開けないと進まないだろ?」

「はい…」

ハルトは全部の場所を必要ないマークまで覚えているようだった。

別のカードを開けるとハルトが見ていそうなカードを開けてみる。

「やっと取れました。」

「やっぱりゲームになりそうにないな。」

ハルトは楽しそうに言う。

結局ほとんどのカードをハルトに取られて終わった。

「よし、洞窟探検いくぞ。」

タオルだけを持ってハルトが部屋を出た。

「ルリのタオルも持ったから、早く。」

急かされて慌てて部屋を出た。

フンフン〜

「洞窟温泉ってどんなだろ〜ね。」

「天然の温泉なんですものね。」

「ルリの髪洗ってあげるよ。」

「ハルト、神経衰弱凄かったですね。記憶力いいですね。」

「そうなのかな。要らない記憶が溜まってないからじゃないか?」

ハルトに髪を洗ってもらう。適度な力加減で心地よかった。

「さて探検だよ。」

露天風呂の先に岩があり大きな洞窟の入り口があった。


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