この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第24章 step24十八段目…春
ワタシもすっかり忘れていた。

「明日じゃ駄目なの?」

「稚魚は毎日取れると決まってなくて、」

「もう蒸してしまったの?」

「これからでございます。」

「じゃあ、明日でもいいんじゃない?」

「実は、だし汁に居ますので、明日まで持たないんです。
もしよろしければ、飲み物をお詫びに出させていただきますので、お待ちいただけませんか?」

「わかった。せっかくだし待ちますよ。」

「ではご用意させていただきます。申し訳ございませんです。」

女将さんは会釈して凄い速さで廊下を歩いて行った。

「ルリ…雀のなんとかじゃないか?」

「そんなことはないと思いますよ。」

「でも鍾乳洞なんてないって…」

「明日明るいうちに行ってみましょう。」

部屋に戻り母にメールした。

「ハルト、延泊大丈夫でしたよ。」

「そうか、じゃあ、猪鹿鳥制覇だな。」

コンコン

「よろしいでしょうか。」

「どうぞ」

「失礼します。
蒸しあがるまで、沢蟹の唐揚げと空豆をどうぞ。」

「なんか悪いね。」

「いえいえ、こちらの手違いですから。」

「蟹もお豆も取れるんですか。」


/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ