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***堕散る(おちる)***
第24章 step24十八段目…春
「はい。畑もありますし、蟹は、少し降りたところに川があるんですよ。
魚も獲れますから、
明日、魚釣りでもいかがですか?」

「初心者でもできるの?」

「ええ、では午前中川遊びをして、お昼を川原にご用意しましょうか。」

「ああ、ルリどう?やってみる?」

「はい。釣りやってみたいです。」

「では、予定しておきますね。」

「それと3泊することにしたから、猪鹿鳥コースでよろしく。」

「かしこまりました。」

「ちなみに花札ってある?」

「ございますよ。」

「ルールもわからないんだけど、明日の夕食後に教えてもらえる?」

「はい、承知しました。」

「空豆美味しいですね。」

「旬のものを取れたてでお召し上がりいただくのは、一番の贅沢だと思いますよ。」

「蟹もパリパリして香ばしいね。」

「川の水が綺麗ですからね。泥臭さがないんですよ。」

「お待たせいたしました。稚魚の茶碗蒸しになります。
中央に固まっていると思いますので、気をつけて召し上がってください。
食器は廊下に出していただいても、電話で呼んでいただいても構いませんので

ごゆっくりどうぞ。」

女将さんはそのまま下がっていった。


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