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***堕散る(おちる)***
第25章 step25 十九段目…卵
お母さんは自分の仕事の話をする。
高卒で就職し事務や経理の仕事をして、結婚して辞めたけど、再度就職する時に学歴や資格がなくて大変だったと…
仕事しながら資格を取って、さらにスキルアップした仕事についたこと…
資格や学歴を身に付けなさいと言いたいのだとわかった。
「半分愚痴になっちゃったわね。」
そう言う母が今の仕事を頑張って好きでやっているのがわかる。
ハルトと一緒に居たいから就職するなんていったら、絶対反対されると思った。
「まだ決めなくていいのよ。いっぱい考えて、悩んで決めなさい。」
そう締めくくられた。
お風呂に入りベッドでゴロゴロしていたら、いつの間にか眠ってしまった。
コンコン…
「こんにちは。」
「おお、ルリ、昨日はありがとうな。」
何にありがとうなのかわからずキョトンとしてしまう。お礼を言わなきゃいけないのは、旅行に連れていってもらったワタシの方だ。
「え…」
間延びした返事に振り向いたハルトは、両手でしっかりと卵を包んでいた。
「卵のカイロ…」
「え、あ、はい。」
高卒で就職し事務や経理の仕事をして、結婚して辞めたけど、再度就職する時に学歴や資格がなくて大変だったと…
仕事しながら資格を取って、さらにスキルアップした仕事についたこと…
資格や学歴を身に付けなさいと言いたいのだとわかった。
「半分愚痴になっちゃったわね。」
そう言う母が今の仕事を頑張って好きでやっているのがわかる。
ハルトと一緒に居たいから就職するなんていったら、絶対反対されると思った。
「まだ決めなくていいのよ。いっぱい考えて、悩んで決めなさい。」
そう締めくくられた。
お風呂に入りベッドでゴロゴロしていたら、いつの間にか眠ってしまった。
コンコン…
「こんにちは。」
「おお、ルリ、昨日はありがとうな。」
何にありがとうなのかわからずキョトンとしてしまう。お礼を言わなきゃいけないのは、旅行に連れていってもらったワタシの方だ。
「え…」
間延びした返事に振り向いたハルトは、両手でしっかりと卵を包んでいた。
「卵のカイロ…」
「え、あ、はい。」