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***堕散る(おちる)***
第26章 step26 二十段目…孵化
ぴよちゃんは餌がわからないのかハルトの手のひらでじっとしている。
ハルトが餌を指にとって近づけると食べ、それから餌箱から食べる。
小さくピイピイと鳴きながら…
だけど、ハルトの手のひらからは降りずに食べていた。
ハルトは感動しているのか、ほとんど喋らずにぴよちゃんをじっと見ていた。
「ぴよちゃん、ハルトのこと親だと思っているんですね。」
「…っ、あ、ああ…」
「一生懸命ずっとお世話してたんですものね。」
「うん…そうだな…」
しばらくピイピイと鳴きながら餌を啄んでいたぴよちゃんだったけど、だんだん動きが鈍くなっていく、
そのうちコクコクと居眠りしているようで手のひらに踞って動かなくなった。
保温器に巣材を敷いて布を置きハルトに促すと、そぉっと置いた。
温もりが消えてピクッとしたが、上からも布を掛けると寝てしまった。
「今出てきたところなのに、もう寝ちまうのな。」
ハルトが残念そうに言い、手を洗うので、食後の珈琲を淹れた。
隣に呼ばれて腰掛けると肩を抱かれ頭を撫でられる。ぴよちゃんにしたかったのかな…
思いながらもされるがままでいた。
ハルトが餌を指にとって近づけると食べ、それから餌箱から食べる。
小さくピイピイと鳴きながら…
だけど、ハルトの手のひらからは降りずに食べていた。
ハルトは感動しているのか、ほとんど喋らずにぴよちゃんをじっと見ていた。
「ぴよちゃん、ハルトのこと親だと思っているんですね。」
「…っ、あ、ああ…」
「一生懸命ずっとお世話してたんですものね。」
「うん…そうだな…」
しばらくピイピイと鳴きながら餌を啄んでいたぴよちゃんだったけど、だんだん動きが鈍くなっていく、
そのうちコクコクと居眠りしているようで手のひらに踞って動かなくなった。
保温器に巣材を敷いて布を置きハルトに促すと、そぉっと置いた。
温もりが消えてピクッとしたが、上からも布を掛けると寝てしまった。
「今出てきたところなのに、もう寝ちまうのな。」
ハルトが残念そうに言い、手を洗うので、食後の珈琲を淹れた。
隣に呼ばれて腰掛けると肩を抱かれ頭を撫でられる。ぴよちゃんにしたかったのかな…
思いながらもされるがままでいた。