この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第26章 step26 二十段目…孵化
ハルトが椅子に座るとどうやって登ったらよいのか迷い、ハルトの足を突つく。
「ぴよちゃん、わかってるから、痛いよ。」
ピイ…
ハルトが伸ばした手に飛び乗って、無事にテーブルにたどり着いた。
ハルトは裸でいたが、ワタシはガウンを出して羽織る。
「お昼を作っちゃいますね。」
「ああ、頼む。」
ハルトが餌をすりつぶし始めた。
ピイ…ピイ…
「おい、こら、待て…」
すりつぶす脇から、ぴよちゃんが啄もうとするらしく、ハルトが手でガードする。
「明日までは、お湯で溶くんだからな。少し待ってろよ。」
ピイ…ピイ…
わかったとは思えないがハルトが喋るとぴよちゃんは鳴いて返事していた。
ポットにお湯を取りにいく間もハルトについてこようとして、テーブルの端で飛び降りれるか覗いている。
「ああ、もう危ないぞ。」
ピイ…
ハルトは諦めてポットをテーブルにセットしていた。
「目の離せない奴だな。」
ピイ…
「そうだよ、お前だよ。」
ピイ…
「よし、出来たぞ。こうなったら食べていいんだからな。」
ピイ…
「そうだ、いただきますだ。」
ピイ…
ぴよちゃんはようやくご飯にありつけたようだ。
「ぴよちゃん、わかってるから、痛いよ。」
ピイ…
ハルトが伸ばした手に飛び乗って、無事にテーブルにたどり着いた。
ハルトは裸でいたが、ワタシはガウンを出して羽織る。
「お昼を作っちゃいますね。」
「ああ、頼む。」
ハルトが餌をすりつぶし始めた。
ピイ…ピイ…
「おい、こら、待て…」
すりつぶす脇から、ぴよちゃんが啄もうとするらしく、ハルトが手でガードする。
「明日までは、お湯で溶くんだからな。少し待ってろよ。」
ピイ…ピイ…
わかったとは思えないがハルトが喋るとぴよちゃんは鳴いて返事していた。
ポットにお湯を取りにいく間もハルトについてこようとして、テーブルの端で飛び降りれるか覗いている。
「ああ、もう危ないぞ。」
ピイ…
ハルトは諦めてポットをテーブルにセットしていた。
「目の離せない奴だな。」
ピイ…
「そうだよ、お前だよ。」
ピイ…
「よし、出来たぞ。こうなったら食べていいんだからな。」
ピイ…
「そうだ、いただきますだ。」
ピイ…
ぴよちゃんはようやくご飯にありつけたようだ。