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***堕散る(おちる)***
第26章 step26 二十段目…孵化
「ハルト、ぴよちゃんに触れてもいいですか?」
「うん。」
ワタシはぴよちゃんを布団の上から包みこんで、頭を撫でた。
柔らかい羽毛がふさふさだった。
「ぴよちゃん、今日生まれたんですものね。
生まれて1日でたくさんのこと覚えて、凄いですね。」
「そうだな、でも可愛いな。」
ハルトが可愛いと思う感覚をとても人間らしいと思った。
心などわからないと言っていたけど…
ぴよちゃんが無事生まれて本当に良かった。