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***堕散る(おちる)***
第26章 step26 二十段目…孵化
コンコン…
「失礼します。」
ピイィ…
「ぴよちゃん…ルリだから、
お、ルリ、ようこそ。」
休み明け、事務所に行くと本当にぴよちゃんがいて、事務所でも放し飼いになっていた。
しかも、我が物顔で番犬ならぬ、番鳥のように、侵入者であるワタシの方を見て鳴いていた。
「ぴよちゃん、こんにちは。」
足元まで来て警戒の色を表すぴよちゃんを撫でると、
ピイィ…
返事ではなく警戒の鳴き声…
っ…
「あははっ…ぴよちゃんおいで?
ルリはぴよちゃんのお姉さんなんだぞ?」
ピィ…
ハルトが差し出す手のひらに飛び乗り、膝に下ろされたぴよちゃんはハルトの顔を見上げて鳴く。
『わかった』なのか『納得いかない』なのかは不明だけど、脚の付け根に行きハルトのお腹を背にして踞り毛繕いをしていた。
「ハルト、ファーストコンタクトとその次でこんなに違うものなんですかね。」
ワタシが荷物をロッカーにしまい、ここでの制服に着替えながら言うと、ハルトが笑いながらやってきた。
「ぴよちゃんにヤキモチやいてるの?ルリ…」
羽織ろうとしていた制服を奪われ、後ろからそっと抱き締められる。
ぴよちゃんは机に下ろされたようだ。
「失礼します。」
ピイィ…
「ぴよちゃん…ルリだから、
お、ルリ、ようこそ。」
休み明け、事務所に行くと本当にぴよちゃんがいて、事務所でも放し飼いになっていた。
しかも、我が物顔で番犬ならぬ、番鳥のように、侵入者であるワタシの方を見て鳴いていた。
「ぴよちゃん、こんにちは。」
足元まで来て警戒の色を表すぴよちゃんを撫でると、
ピイィ…
返事ではなく警戒の鳴き声…
っ…
「あははっ…ぴよちゃんおいで?
ルリはぴよちゃんのお姉さんなんだぞ?」
ピィ…
ハルトが差し出す手のひらに飛び乗り、膝に下ろされたぴよちゃんはハルトの顔を見上げて鳴く。
『わかった』なのか『納得いかない』なのかは不明だけど、脚の付け根に行きハルトのお腹を背にして踞り毛繕いをしていた。
「ハルト、ファーストコンタクトとその次でこんなに違うものなんですかね。」
ワタシが荷物をロッカーにしまい、ここでの制服に着替えながら言うと、ハルトが笑いながらやってきた。
「ぴよちゃんにヤキモチやいてるの?ルリ…」
羽織ろうとしていた制服を奪われ、後ろからそっと抱き締められる。
ぴよちゃんは机に下ろされたようだ。