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***堕散る(おちる)***
第26章 step26 二十段目…孵化
「ふふっ…ぴよちゃんはハルトの赤ちゃんですね。」

「う〜ん、sexの間は遊び場を作ってやるか…」

ハルトもぴよちゃんを撫でる。
散々邪魔したくせに安心して眠っているぴよちゃんが可笑しかった。

そして、いつの間にかワタシたちも眠ってしまった。


「今日は夕飯も一緒に出来るんだよな、でもだいぶ寝てしまったから外食だな。」

ハルトが身支度を始める。
餌箱やベッド、トイレに水飲み箱をケースにしまいだすと、ぴよちゃんは察知したのか落ちつかなくなり、ハルトの足元をぐるぐる回る。

「大丈夫だよ、お前もちゃんと連れてくから…」

ハルトが手を出すと飛び乗って、おとなしくゲージに入れられた。

ピィ…ピィ…

「外にいる間はしばらく我慢だぞ?」

ピィ…

ゲージの中で撫でられたぴよちゃんは一応返事をする。

ハルトは迷いなくゲージを肩提げにして事務所を出た。

スーツ姿に伊達眼鏡のイケメンハルト、それにセーラー服に、肩提げのひよこ…
奇怪な集団にすれ違う人の視線が痛い。
でもハルトは気づいてないのか、気にしていないのか、ぴよちゃんに話しかけながら歩いていく。


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