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***堕散る(おちる)***
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
ハルトが手錠を掛けてワタシを起こし長机に座らせる。
ぴよちゃんはクラッカーに怯えたのか、おとなしく遊び場にいた。
ハルトがなんできっかけを振り返るのかわからない…
「名前は」
「ルリ…です。」
「ルリちゃんかぁ、可愛い名前だね。
盗ったもの出して…」
「(今日は)ありません。」
「ポケットの中身を全部出して…」
ワタシはハンカチを出した。
ハルトの視線は最初の時のまま厳しい。やはり許してもらえてなかったんだと思うほど…
「持ち物検査は省略して、身体検査だな。」
いつの間にか手錠の間にロープが通され、引っ張られて立たされた。
「ここを調べるよ。」
胸ポケットにハルトの長い指が入ってくる。
あくまでも検査…
なのに曲げられた関節がワタシの先端を掠めてくる。
こんなことしないで抱いて?
思うけど言葉にならなかった。
ぼぉっとしている間にハルトに後ろから抱かれ、ブラのホックが外されて、内側が探られる。
すぐに反応を示し硬くなる先端をハルトはブラごと詰まんできた。
「本当に一目惚れだったんだ。カメラでおどおどと盗むルリを見て…
俺のものにしたいと思った。」