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***堕散る(おちる)***
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
「ハルトぉ…助けてぇ…」

「だから、ハルトはいないよ。」

1人がワタシの頬に流れた涙を指で拭う。

ビクン…

それだけで身体が跳ねた。

「だいぶ辛そうだね。」

「あの薬を使ってるんじゃないの?」

「じゃあ、苦しいだろうね。」

全く同じ顔、同じ声の天使は、3人で1人のように交互に話す。

「ねぇ…天使さんたち…助けて…気持ちいいのを…ちょうだい?」

「お兄ちゃん、好きに遊んでいいんでしょ?」

「たしかあの人との約束は…」

「『望むことなら叶えていい』じゃなかった?」

「そうだ、確かそうだよ。」

噛み合わない会話、天使たちは助けてくれるつもりはないようだ。

天使たちはベッドの周りを歩いて、ワタシを見下ろしている。

「すごいよ。ここ、洪水になってるよ?」

「どれどれ…本当だ。大変だ。」

見ず知らずの人?に裸を見られていることなど気にもしていなかった。

はぁっ…はぁっ…助けて…見てないで、ローターを当ててちょうだいぃ…

ワタシははしたない願いを口にした。

「んふっ…可愛い『望み』だね。」

1人がローターを乳首に当ててくれる。

ああああああっ…いぃ…イクッ…

それだけで達した。


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