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***堕散る(おちる)***
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
「送ってもらっただけの男と抱き合わないだろう。普通…」
「そうですけど、その後からワタシは見たように話したから…」
「本当のことを知るのが怖くて聞けなかったんだな。」
「…はい。
それとお母さんがハルトと試験のことなど話をしたいって…」
「いいよ、いつでも。今度は外で食事をしようか…
お母さんの準備の負担もないだろうし。」
「母に聞いてみますね。
それと、試験の結果を聞かれて、採用は決まったということでいいのでしょうか…」
「もちろん、十分だよ。」
やはり、ルリは突っ込んで聞けなかったか…
まあ、仕方ないな。
子供は親を親としか見ていないからな…
親も人間なんだ。