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***堕散る(おちる)***
第29章 step29 二十三段目…再びの秋…実りのとき
考え事をしてる間に、オンナが2杯目を作り終えた。
グラスを受け取ろうと手を伸ばすと、手首を掴まれドレスの下に導かれる。
そして、俺のグラスに口をつけて飲んだオンナが、グラスを置き、俺の後頭部を掴み唇を重ねてきた。
上手に舌で唇を開き、傾けた唇でしっかりと塞ぎ、割り入った舌先からバーボンが流れ込む。
味と香りを楽しめるように、俺の舌に舌を絡めて、ぬるくなったバーボンが喉に落ちた。
オンナの香水が仄かに香る。俺が好きだった香り。
密着して僅かに香るほどがよいのだと女達に教えたことを忠実に守っていた。
オンナが舌で俺の唇を拭い、チュッとリップ音を立てて離れていった。
男の方から奪いたくなるように…
これも教えた通りに濡れた唇が弛く開いていた。
オンナは俺の手首を掴んだままそれを動かし、自分の胸に押し付ける。
手のひらから溢れるほどの乳房の先端が硬く尖っていた。
俺が何も言わないからか、オンナは俺の手に乳房を押し付けながら、もう片方の手で俺のスラックスの中心を確かめるように動いていた。
カチャッ…
「あ、ご、ごめんなさい。
また後で来ます。」
先程の娘が慌ててドアを閉めた。