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***堕散る(おちる)***
第29章 step29 二十三段目…再びの秋…実りのとき


朝になって漸くうとうとし始め、少し遅くに出勤した。

ソファーをベッドにして眠ろうとしたけど、眠れなかった。

ルリがやってくる。ドアまで行って、抱きかかえてベッドに連れていき、添い寝させようと思ったが、
その香りを嗅ぐと全く違う行動に出ていた。

ルリを責め、ルリに求めさせて体を繋げる。
まだそのループから抜け出せていないのかと、自嘲したが、
ルリを抱けば落ち着いて、そのまま眠りに落ちていった。

また、ルリの心音に包まれて、穏やかだった時を思って……


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