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***堕散る(おちる)***
第7章 step7一段目

それにしても、ハルトと外に出られたことが嬉しい。

17時を過ぎ、車内もだんだん混んでくる。
ワタシ達の近くにも人が立ち始める。

ワタシを角に立たせハルトがカバーするように立っていた。

ワタシの隣にはワタシと反対向きで外に向いて立つおじさんがいた。

ヴィィィン…ヴィィィン…

また始まる…

ハルトはしれっとしている。

アァ…気持ちいい、
ハルトはさっきからワタシの髪をいじったり、頭を撫でたりしてる。

ワタシの中は全身に快感を伝え、体中熱くなる。

振動が強くなる。
振動音が外に漏れていないか気になる。

ワタシはナカから溢れた快感がショーツを濡らしているのを知っている。

「ッア…ハァァ…」

紛らわそうとするほど全神経がソコに集まっているようで逃れられない。

ワタシはスカートの裾を握りしめて堪えていた。

おじさんがワタシの方をチラチラ見ている気がする。

ハルトは知らんぷりでワタシの頭を撫でるけど…
もう耐えられない。

おじさんが、

「お嬢さん具合悪いの?」

声をかけてきた。

ワタシは肩で息をするほど感じていて、
声も出せない。しゃべったら変な声がでちゃいそう…

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