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***堕散る(おちる)***
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
よく眠れたと思う。
早くにすっきりと目覚めた。いいえ、すっきりではなかったかもしれない。
王様の胸からは落ちていたけれど、腕枕には乗っていた。
向きを変えて王様を見ると、まだぐっすり眠っているようだった。
胸に頬を乗せると規則正しい鼓動が聞こえた。
やはり恥ずかしくなり背を向けようと手を下ろした。
『不可抗力で触れてしまうのは別として…』
下ろした時にシルクのシーツに触れ、ふと視線がいってしまった。
ここまでなら不可抗力の範囲だったのだろう。
でもワタシの視線はシーツで綺麗に象られた王様の中心にいっていた。
……大きくなってる……
生理現象とはいえ、シーツの上からでも、そこが反り立っているのを確認した。
何も考えていなかったと思う。無意識のうちにシーツの上から、ソレを触っていた。
人差し指で裏筋辺りと思われる部分をひと撫で、スッとシルクの肌触りを確認するように撫でた。
ピクッと反応するのが嬉しくて三指を揃えて、もうひと撫で…
ああ…どんどん大きく硬くなっていく。
ワタシは静かに起き上がり、王様の下半身の方に正座した。