この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第32章 step32 二十六段目 B2階 犬になる

女に追い出されるように店を出た。

俺が追い出される?
ふざけんな…
しかし、店には用はなく、女と話すことももうない。

別の、関係ない店に行ってもよかったが、真っ直ぐ帰った。

ぴよちゃんと晩酌をする。
つまらない女と、いや人と飲むよりよっぽど良かった。

「乾杯…って、ぴよちゃん、何に乾杯しようか…
そうだな。頑張ってるルリに乾杯だな。」

コオッ…

「女はな。男の為じゃなく、自分のプライドの為に嫉妬する生き物らしいよ。」

コオッ…

「お前もそうか?
ルリもそうだろうか…
いや、あいつには邪なところは無かったな。
一生懸命、ひたむき…
そんな言葉しか知らない女だな。」

コオッ…

「それとな。俺には心が出来たらしいよ。アイツに壊されたものを、ルリが作り直してくれたんかな。
俺にはわからないんだが…」

コオッ…

「お前にもわかるか?」

コオッ…

「そんなものできちまったら、また厄介だな…」

…………

俺はソファーでそのまま眠ってしまったらしい。

ただ、女の言う忠告は受け止めず、ルリをそのまま右京のところに置いていた。

/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ