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***堕散る(おちる)***
第33章 step33 二十七段目 B3階 犬になって
色々な過程で騎乗位を試してきたが、どこか遠慮があり、自分がヨクなることに背徳感を持っているのが見受けられた。
だが、今のユキはまさに本能のままに快楽だけを貪っている。
それが男をもヨクすることになるなどの計算もなく、
無心で快楽の虜になっていた。
支えに出した手を持ち上げて乳房に触れ、乳首を指先で摘まむ。
ああっ…ウウ、いぃ…いぃ…
ユキは最中のボキャブラリーも少なくなり、
『いい』と『いく』と『ウウ』という俺の名を呼ぶことしかしない。
ゆっくり沢山味わいたいところだったが、
ユキに性急に求められて、堪えられそうになかった。
「ユキ、もうイキそうだよ。一緒にイコう。」
ワン…
ユキがスパークをかけてくる。
俺はほとんど突き上げることもなく翻弄され絞り取られる。
っうぅ…いくっ…
ああああっ…イクッ…
俺の宣言に追いかけるようにユキが鳴き、
ドプッ…
最奥に放った。
ユキも硬直して本当に達したが、無意識に腰は小刻みに前後して、最後まで吸い上げようとナカのうねりと連動してオレを責めた。
はぁああっ…
吐精を浴びてユキが崩れてくるのを抱き止めた。