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***堕散る(おちる)***
第34章 step34 二十八段目 B4階 約束の日

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最後の朝もユキはいつものようにフェラで俺を起こした。

アイツとの電話の後も、今まで通り犬として接した。

何がアイツを思い出すきっかけになったのか、帰ると決まった今どう思っているのか、
訊きたいことは沢山あったが訊かずにいた。

洗脳混じりの調教で、俺が迷うと滅茶苦茶になり失敗する。

犬でなくなったり、精神に異常をきたしては元も子もない。

だからいつも通りにして接する。

もしかしたら洗脳が解けて演技になっているかもしれない。
それはアイツに会わせればわかることだ。

それよりも、アイツが、自分の女が犬になったのを見て、慌てふためく様子が見たい。

上手くいくことを信じて、残りの時間を過ごす。


「あああっ…ユキのフェラは最高だ。今日も気持ちよく目覚めたよ。」

ユキは誉められて嬉しそうに微笑み、ゴクリと喉を鳴らして、俺が口内に吐き出したものを飲み込んだ。

「シャワーを浴びようか。」

バスルームに向かうとついてくる。

最後にもう一度洗ってやり身支度を整えた。

「いただきます。」

フードカバーを開けるとガツガツと食べ始めた。


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