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***堕散る(おちる)***
第34章 step34 二十八段目 B4階 約束の日

言われれば試したくなる。ルリから聞いた昔話のほとんどのオチがそうだった。

だからどうなる?

俺はルリの丸まった指を伸ばすようにして繋ぎ、腕で挟んで抱え上げて一緒に立った。

ガクガクと震えておぼつかないルリの脚が伸びきることはなかった。

アアッ…ラメッ…アアアッ…

ルリが目から涙を溢れさせたが、それが零れるより先に、

シャアァァァ…

床に水が叩きつけられる音がして、ルリがガクンと膝から崩れ落ちる。

アアアアアッ…

膝立ちのまま失禁するルリは、哀しみと艶の混じった声で鳴いた。

「ああ、シーシーしちゃったね。」

右京が赤ちゃん言葉でルリを詰る。でもルリは恥ずかしそうにしながらも尻餅をつくように床に座り、脚を返して膝を立て、
まだ続く失禁を見せつけるように脚を開いた。

奥から執事が飛んで来て、俺に会釈をして床を拭き、ニヤリとルリの股間を覗いてから、また奥に戻っていった。

ルリが玄関先で失禁し、しかもそれを見せつけるようにしてくるのにも驚いたが、
執事に世話されて間近で見られても隠さないのもおかしかった。

「手指と足裏は性感帯なんだよ。」

右京が後から説明する。

ワンワンワン…


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