この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第34章 step34 二十八段目 B4階 約束の日
這い上がってから、お座りのポーズ、そこから足を下ろして、背もたれにべったり寄りかかってだが…

そこから、テーブルの縁に手をついて、やはり皿に顔をつけて食べる。

「あ、ルリ、ちょっと待って?」

ビクン…

『待って』に反応して怯えて食事から口を離して背もたれに寄りかかった。

「あ、ごめんな。髪の毛が汚れるから縛ろう。」

以前、ルリの髪を結んだリボンを持ってきて、ざっくりとしたアップにした。

あいつの屋敷からつけていたゴムは嫌だから捨ててしまった。

「おっ、可愛いなルリ。ご飯の時は、こうして食べような。」

ルリは嬉しさとはにかみの混ざった表情をする。

大丈夫だ。感情も壊れてない。自分に言い聞かせた。

きっと右京は犬のようにしつけたのだろう。
だから機械的に『待って』に反応したんだろう。

「ん…ルリ、食べていいんだよ。」

ワン…

ルリは、また皿に口をつけた。

はぅ…はうと…こぇ…お、しぃ…

「ん?魚か?これはシャケ(鮭)だよ。」

はうと…シャ…お、しぃ…

ルリが自分から話そうとしたことに感動する。

「ルリ、またご褒美だね。」

ご飯粒のついた唇に構わずキスをした。


/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ