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***堕散る(おちる)***
第34章 step34 二十八段目 B4階 約束の日
這い上がってから、お座りのポーズ、そこから足を下ろして、背もたれにべったり寄りかかってだが…
そこから、テーブルの縁に手をついて、やはり皿に顔をつけて食べる。
「あ、ルリ、ちょっと待って?」
ビクン…
『待って』に反応して怯えて食事から口を離して背もたれに寄りかかった。
「あ、ごめんな。髪の毛が汚れるから縛ろう。」
以前、ルリの髪を結んだリボンを持ってきて、ざっくりとしたアップにした。
あいつの屋敷からつけていたゴムは嫌だから捨ててしまった。
「おっ、可愛いなルリ。ご飯の時は、こうして食べような。」
ルリは嬉しさとはにかみの混ざった表情をする。
大丈夫だ。感情も壊れてない。自分に言い聞かせた。
きっと右京は犬のようにしつけたのだろう。
だから機械的に『待って』に反応したんだろう。
「ん…ルリ、食べていいんだよ。」
ワン…
ルリは、また皿に口をつけた。
はぅ…はうと…こぇ…お、しぃ…
「ん?魚か?これはシャケ(鮭)だよ。」
はうと…シャ…お、しぃ…
ルリが自分から話そうとしたことに感動する。
「ルリ、またご褒美だね。」
ご飯粒のついた唇に構わずキスをした。
そこから、テーブルの縁に手をついて、やはり皿に顔をつけて食べる。
「あ、ルリ、ちょっと待って?」
ビクン…
『待って』に反応して怯えて食事から口を離して背もたれに寄りかかった。
「あ、ごめんな。髪の毛が汚れるから縛ろう。」
以前、ルリの髪を結んだリボンを持ってきて、ざっくりとしたアップにした。
あいつの屋敷からつけていたゴムは嫌だから捨ててしまった。
「おっ、可愛いなルリ。ご飯の時は、こうして食べような。」
ルリは嬉しさとはにかみの混ざった表情をする。
大丈夫だ。感情も壊れてない。自分に言い聞かせた。
きっと右京は犬のようにしつけたのだろう。
だから機械的に『待って』に反応したんだろう。
「ん…ルリ、食べていいんだよ。」
ワン…
ルリは、また皿に口をつけた。
はぅ…はうと…こぇ…お、しぃ…
「ん?魚か?これはシャケ(鮭)だよ。」
はうと…シャ…お、しぃ…
ルリが自分から話そうとしたことに感動する。
「ルリ、またご褒美だね。」
ご飯粒のついた唇に構わずキスをした。