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***堕散る(おちる)***
第34章 step34 二十八段目 B4階 約束の日
ん…ルリ…っはぁっ…

目覚めはまたルリのフェラだった。

「おはようルリ…」

…よぅ…はうと…

妖艶な目付きで俺と自身を交互に見るルリが、挨拶を真似て返事する。
こういう部分は全く遜色ないのがまた右京に腹がたつ。

「ルリ、朝から俺が欲しいのか?」

きょとんとするルリを組み伏せる。

「したい時だけすればいいって言っただろう?
寝てる間に襲われて、奪われるように吸い出されるのは、俺の趣味じゃない。
こんなにした責任を取って貰おう。」

言いながらベッド下から拘束バンドを取り出し、手足に繋げた。

ルリは急な態度の変化に怯えているようだ。

「ックス…怖いことや痛いことはしないよ。」

ルリの頬を撫でてキスをする。震える唇を抉じ開けて舌を滑り込ませる。

チュッ…クチュリ…

ルリの頬が染まり始めた。

自分が手懐けた女に、キスから仕掛けるなんて、あり得ないことだったが、
今、俺はそれを欲していた。

調教と言うべきか、1年半もの間、俺好みに、そして仕事になるように育ててきた。
でも、つまらない恥じらいや遠慮があり、そこもルリの魅力と思っていた。

仕事初めを右京にし、そこが緩和すればと思ったのだ。
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