この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第38章 step38 三十二段目 踊り場

「そ、そうです。

しかも、その男はとある国の王子で、陸にあがってから介抱してくれた女性と恋仲になります。」

「あらら…めでたし、めでたしになりそうにないね。」

「はい…
どうしても王子に会いたい人魚姫は、海の魔女のところに行きます。」

「ここからはシンデレラと同じ展開だな…
めでたし、めでたし…」

「違うんです…
人魚姫は魔女に『陸にあがれるよう足が欲しい。』と願います。
魔女は、姫の美しい声と引き換えに、人魚に足が生えるという薬を渡します。
人魚姫は、王子に会いたい一心でその薬を飲みます。

激痛と共に人魚姫には足が生え、痛みに堪えて姫は陸にあがるのです。」

「可哀想だな…」

「はい。ようやく王子と会える姫ですが、声を失ってしまった為、自分が嵐から助けたことも、想いを伝えることもできません。
更には王子は別の女性をお妃にしてしまいます。」

「もしかして、めでたしにならないのか?」

「人魚姫の姉妹達が何とか姫を海に戻そうと、一つの策を見つけます。

姫に呪いのナイフを渡し、王子を、愛する男をナイフで殺めたら海に戻れると伝えます。」

「かなり残酷な話だな…」



/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ