この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第39章 step39 三十三段目 屋上へ

「俺もだ。」

「だ、大丈夫なんでしょうか。」

「ああ、色々調べて道具も買ったから大丈夫だろう。
だから、贅沢とか言わず、今日はゆっくりしよう。」

「はい。」

「本館にも風呂はあるらしいが、部屋の露天風呂でいいか?」

「はい。」

「じゃあいこう。」

「へっ…」

クローゼットから浴衣とタオルを持って露天風呂に向かう。ルリはまたまごまごしていた。

「うわぁ…広いなぁ。」

「凄い檜風呂ですね。」

庭に競り出すように檜風呂が広がっていた。

「ルリ、洗って…」

「は、はい。」

ルリの手が自由にならない間、一緒に入って洗ってやるのが定着したが、洗ってもらうのは久しぶりだった。

あまり意地悪せずに洗ってもらうことにした。

「頭から洗って?」

ルリは近づくだけで照れていた。タオルだってお互い巻いているのに…

ルリは記憶がないことを引け目に感じていて、俺に助けられたと考えている。
だから、何となくふざけたり、無理をいうのを控えていた。

「あ〜、ルリに洗ってもらうの気持ちいいな。」

「うふふっ、そうですか?」

見えないがルリは笑っている。
このままでもいいんだ、そう思えた。
/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ