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第39章 step39 三十三段目 屋上へ

｢直火だからすぐ焼けるな。｣

｢ハルト、ご飯、泡が出なくなってませんか？｣

｢おっ、本当だ。下ろすのやるから、ルリは串の方を見てて？｣

｢ハルト、火傷気をつけてくださいね。｣

薪を取っ手に通して飯合を持ち上げ、地面に下ろしてひっくり返す。

串焼きもいい匂いがするのでひっくり返した。

｢あとはカレーだな。｣

串が焼けたのでいただく。

｢｢いただきます。｣｣

｢美味しい…炭火焼き美味しいですね。｣

｢はふっ…んまぃっ…｣

｢そろそろ良さそうなのでルーを入れますね。｣

｢ん…じゃあ串持ってるから頼むね。｣

｢はい。｣

｢バーベキュー楽しいな、今度家でもやろうか。｣

｢どこでするんですか？｣

｢ベランダ。｣

｢あそこって出れるんですか？｣

｢ああ、普通に出れるよ。｣

｢柵も何もないじゃないですか。｣

｢景観重視で着けないでもらったからね。でも、出れるんだよ。
風が強くて洗濯干すには向かないから、余り出ないだけで…｣

｢怖くないですか？｣

｢へりまで行かなきゃ大丈夫だ。
うん、そしたら飲みながらバーベキュー出来るぞ、今度やってみよう。｣

｢落ちちゃわないか心配ですが…｣

｢大丈夫、大丈夫。｣