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***堕散る(おちる)***
第11章 step11五段目…視覚(4)
「リサはね、女同士の関係だけが欲しいんじゃないの
サナエに支配されて初めて生き甲斐がわかる。
主に服従することを快感と感じる女なんだよ
まあ依存性かな」

依存、ワタシもハルトに依存している…愛ではなく、居場所としてハルトの側にいるだけではないか…
不安になる…

「それでね、昨日サナエから連絡が入って、リサの様子を見に来て欲しいって」


ワタシは昨日ハルトが電話していたのを思い出す…

「ルリのお弁当食べたらさ、支度して出かけたいんだけど」

ワタシは頷いた。

ハルトとワタシ
サナエさんとリサさん
違うと思いたい。
そんな気持ちで…

「それとね、家にいる間は裸で過ごすよ
面倒でしょ、服の脱ぎ着。」

こうして、お弁当を食べる。ハルトは料理の名前をきいたりしながら感動して食べてくれる。
家にも珈琲メーカーがあるのをワタシは見つけて、

「珈琲入れますね。」

ルリがキッチンに裸のまま立つ、俺は後ろから抱き締める…

コポッ…コポッ…

「ルリ、珈琲見張ってなくていいって知ってる?」

「はい…
なんだか見てるの楽しいんです。」

「ふうん」

耳を舐めて振り向くルリにキスをした。
珈琲を飲み終わる。
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