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***堕散る(おちる)***
第11章 step11五段目…視覚(4)
額から鼻までの仮面、お面を半分に割ったような…
映画で中世の貴族がこんな仮面をつけ舞踏会をしているのを見たことがある。
仮面を手に取り、眺めていると、既に仮面を着けたハルトがワタシに仮面を着けてくれた。
何が始まるのか、不安になる。
ハルトの腕に掴まり、付いていく、足元に点々とつく小さなライトの他は灯りがなく暗い…
細い通路から広い部屋に入っても暗いのは同じで、小さな丸テーブルと椅子が沢山あり、同じように仮面をした人が座っていた。
別の黒服の男に椅子を引かれ座るように促される。
目が慣れるとすぐ前にステージがあり、最前列に座っていると判る。
誰も話していないので、聞きたいことはあったが黙っていた。
『お飲み物は』
「車だから、適当にノンアル出して」
ワタシの様子を察したのかハルトが手を握ってくれた。
綺麗な色の飲み物が出てきた。一口飲むと、とても美味しい。
「酒は入ってないけど、カクテル仕立てだからね、初めてでしょ…」
「はい、美味しいです。」
映画で中世の貴族がこんな仮面をつけ舞踏会をしているのを見たことがある。
仮面を手に取り、眺めていると、既に仮面を着けたハルトがワタシに仮面を着けてくれた。
何が始まるのか、不安になる。
ハルトの腕に掴まり、付いていく、足元に点々とつく小さなライトの他は灯りがなく暗い…
細い通路から広い部屋に入っても暗いのは同じで、小さな丸テーブルと椅子が沢山あり、同じように仮面をした人が座っていた。
別の黒服の男に椅子を引かれ座るように促される。
目が慣れるとすぐ前にステージがあり、最前列に座っていると判る。
誰も話していないので、聞きたいことはあったが黙っていた。
『お飲み物は』
「車だから、適当にノンアル出して」
ワタシの様子を察したのかハルトが手を握ってくれた。
綺麗な色の飲み物が出てきた。一口飲むと、とても美味しい。
「酒は入ってないけど、カクテル仕立てだからね、初めてでしょ…」
「はい、美味しいです。」