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***堕散る(おちる)***
第12章 step12六段目…視覚(5)
温かい…

気づくとハルトにキツく抱き締められて寝ていた。
そしてハルトの寝室にいる。

リサさんとサナエさんのショーは夢?

「夢じゃないよ」

「はっ…おはようございます」

「ルリ、見られながらヤッテ、派手にイって失神して寝てたんだよ」

「あっ、ごめんなさい。」

「しかし、エロかったなぁ…あんな男の注文じゃなければ、裸にして、もっと滅茶苦茶ヤッテあげたのに…」

「そんなのいやです。」

「そう、見られた方が興奮するだろ…」

「違います。」

「でもさ、周りが関係なくなる程、俺だけを見て、俺だけでいっぱいになる。
嬉しかったよ。」

「ワタシ…ハルトが俺のモンだって言ってくれて嬉しかったです。

リサさんとサナエさんも、そうなんでしょうか…

ショーなど関係なく二人の世界だったんでしょうか…」

「さあな…
ルリ、午前中、天国イケた?」

「はい、怖いくらい気持ちよくて、死んでもいいと…でも怖いです。
戻ってこれなくなったら、オカシクなってしまいそうで…」

「そうなったらさ、お母さんには悪いけど俺が貰うよ、天国にいったままのルリ、ずっと離さないよ。」
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