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***堕散る(おちる)***
第15章 step15九段目…約束の最終日
「寝ている間に、襲われてた。」

ルリが真っ赤になる。

実は、鎖骨にキスされて、首元が擽ったくて目が覚めた。
寝たふりをして、ルリがどこまで進めていくのかが、面白かったが…
さすがにここまでされて寝ているのも変だ。

髪を撫でて起きていることを知らせた。

「ごっ、ごめんなさい…」

「いや、ルリのモノだから、別に自由にどうぞ…
続きする?」

ハルトの意地悪な笑みと瞳…
それだけでワタシはドキドキする。

「い、いいえ…
あの、聞きたいことがあるんですけど…」

「なぁに?あっ…まず水飲んで?
それで珈琲入れて…」

「水?」

「そうシャンパン…飲んだと同じだから…」

大好きな、あの音

コポッ…コポッ

ルリの肩に手を回してソファーに座る。

「それで?」

「あの、指輪の痕がついてしまっていて…
痛かったのかと」

「少しね…ルリは?」

「大丈夫です。おじさまが良くなる魔法の指輪って言ってたけど本当ですか?」

「最初のうちはね。
でも、イケない辛さが増してくる。ハメてるとこ痛いし、大きくなりすぎるのも痛い。」

「良くはないんですか?」

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