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***堕散る(おちる)***
第15章 step15九段目…約束の最終日
「いいよ…痛さがあっても良いよ…
どんどん敏感になるし、
痛いのか気持ちいいのかもわからなくなるし…」

珈琲を入れて持ってくる。

「飲みながら話そ?
空イキってね…出てないのに出た感覚になる。
トイレに行きたいのに行けない夢みない?」

「あります。」

「あんな感じ…
したのに、してないみたいな。
だけどね…やり過ぎると
狂ってしまうよ。」

ルリは他にも話したそうだ。

「あの、ワタシも狂ってるのかな…
あんなことばかりしてたら、おかしくなってしまうのかな…」

解離のことだろうか…

「あんなことって?」

「あの、ハルトとおじさまと二人と、して…」

二穴のことを言ってるらしい。

「どう心配?」

「ハルトとじゃ、足りなくなってしまうとか…」

「俺一人とじゃ、感じなくなるとかってこと?」

コクリ…

どうやら言葉にならなかったようだ。

「ルリの体きついだろうから、今日は控えようと思ったけど

試してみる?」

言いながら、顎を引き口づけした。

珈琲の香りがする口づけ…

クチュ…クチュ…

痕が気になり舐めたけど、その前に、普通じゃ満足できないのか不安だったんだな…

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