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***堕散る(おちる)***
第15章 step15九段目…約束の最終日
「指輪はね、店を思い出して、見るだけで恐いんだ。」

口づけの合間に話す。

「何度も狂う寸前までハメられてね。」

クチュっ…

ルリから口づけしてくる。

「ヨダレ垂らしてヘラヘラ笑うまでヤラれて、
最後にベッドに寝かされてね…」

ルリが涙して口づけする。

「指輪外すだけで発射するんだよ…
その時には、イケた解放感しかないから、
女みたいにヨガって叫ぶ。

溜まってた分、勢いよく宙に飛んだり…小便みたいに長く出て止まらなかったり…

客は大喜びで言うんだ…

ケダモノって

どっちがケダモノだって思ったけど

そのうち、俺って人間じゃないんだなって
妙に納得するようになった。」

ルリが沢山口づけする。

話してる間も頬や手や胸に口づけを落とす…

「今日指輪を見た時、おやっさんを憎いと思ったし、恐かったけど、
ルリとシテ良かったよ。」

ルリが俺の目を見て口づけする。

ゆっくりと唇が離れる。

「ワタシ…自分が怖くて。」

頭を撫でてやる…

「おやっさんは、もう無理やりとかないから。」
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