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***堕散る(おちる)***
第16章 step16十段目…二人きりの休日
久しぶり…
ワタシはブランコを漕いだ。
ハルトが隣のブランコに腰掛け、足でゆらゆら揺すっていた。

「漕いでみてもいい?」

不思議な言い方…
ワタシは思い切り漕ぎながら

「どうぞ…」

と答えた。

ハルトが漕ぎだす…
というか…
後ろに目一杯下がり、足を離して、揺れるだけで、
漕いでいない。

それを何回か繰り返していた。

もしかしたら…
乗るのが初めてなのかも…
ハルトの環境から、
ブランコに乗ったことが
無くてもおかしくない…

ハルトは、Tシャツに短パンとラフな格好のせいか、普段より、実年齢よりも若く見えた。

ワタシはブランコを降りる。
ハルトの後ろに回り、幼子に母親がするように、優しく背中を押して、漕いであげる。

「初めて漕いだ、」

「まだ、漕げてないです。」

「学校では漕げるやつが乗ってたから…」

それから、ワタシが見本を見せたり、背中を押したり、蹴るタイミングを声かけたり。

ハルトはムキになって何度も繰り返す。

「ルリが漕いでるの気持ち良さそうだなぁ」

夕焼けになるまで練習し、最後は、

「漕げた〜
気持ちいいー」

叫んでビーサンを飛ばして喜んでいた。

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