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第16章 step16十段目…二人きりの休日

またハルトが子供に戻り、

｢どうなるの？｣

｢見ててください…｣

蓋をする。

｢見えない…｣

餃子も焼く、フライパンの蓋がガラスなので、その前で、ハルトが番をする。

片栗粉を見せる。

｢何？｣

水を入れて、解くのをまかせる。

青椒肉絲を始める。
スープも…後少し…

ｶﾞﾘｯ…
ナカの胡瓜が動く…

少し静かだと思ったら、しゃがんで刺さったままの胡瓜をかじっている。

｢ハルト…いい加減にしてください…｣

胡瓜を抜き、ハルトに渡す。

｢塩漬け、｣

怒って睨んだら、離れて…

本当に胡瓜を食べていた。

青椒肉絲の片栗粉を任せ、スープの卵を入れる。

｢トロトロ〜｣

怪しい喜び方だった。
焼売の蓋を開け、もうひと騒ぎがあり、やっと盛り付けになる。

お盆に乗せると喜んで運んでくれた。

ソファーに座って煙草を吸って、まだ？ やっぱり外食が楽だった…
と言いそうなイメージからすると
とても意外だったけど…
違う意味で疲れた…

｢早く食べよう。｣

ん〜ワインでいいかな…
ルリもお子様シャンパンね…

独り言でさっさとワインを注ぐ。