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***堕散る(おちる)***
第16章 step16十段目…二人きりの休日
寝言、もし同じ事を繰り返して言ってるなら、
「ルリ、離れると、……すぞ?」かな…
聞き取れないところは、たぶん何か脅し文句に違いない。
後の一言は、
「うん、わかればいい」
か
「それでいい」
くらいだろう…
早く起こして答えが聞きたい。
瞼の中で眼球が僅かに動く、眠りが浅くなっているはず…
寄り添ったワタシの背中をモゾモゾ撫でていた手が、
パタン…
落ちると
ビクッとして、上半身が動く…
「ルリ、離れると犯すぞ…」
ギュッ…強く、強く抱き締められる。
「居たっ…ルリ…おはよ」
見上げるとハルトが目覚めて、ワタシを見つめていた…
「おはようございます…
ワタシ、ハルトから離れると犯されちゃうんですね…」
「ああ、夢見てた…
でも、そう…
離れたら犯す…」
「えっ…」
離れるなと、はっきりと言われて嬉しい。
起き上がろうとした…
グルン…
一瞬でワタシがベッドに背をつけ、ハルトが四つん這いでワタシを見下ろしている。
強い光を持つ瞳に縫いとめられる。
「ルリ…
離れなくても犯すけどな…」
あの笑みを見つけたと思うやいなや…
激しい口づけに塞がれる…
「ルリ、離れると、……すぞ?」かな…
聞き取れないところは、たぶん何か脅し文句に違いない。
後の一言は、
「うん、わかればいい」
か
「それでいい」
くらいだろう…
早く起こして答えが聞きたい。
瞼の中で眼球が僅かに動く、眠りが浅くなっているはず…
寄り添ったワタシの背中をモゾモゾ撫でていた手が、
パタン…
落ちると
ビクッとして、上半身が動く…
「ルリ、離れると犯すぞ…」
ギュッ…強く、強く抱き締められる。
「居たっ…ルリ…おはよ」
見上げるとハルトが目覚めて、ワタシを見つめていた…
「おはようございます…
ワタシ、ハルトから離れると犯されちゃうんですね…」
「ああ、夢見てた…
でも、そう…
離れたら犯す…」
「えっ…」
離れるなと、はっきりと言われて嬉しい。
起き上がろうとした…
グルン…
一瞬でワタシがベッドに背をつけ、ハルトが四つん這いでワタシを見下ろしている。
強い光を持つ瞳に縫いとめられる。
「ルリ…
離れなくても犯すけどな…」
あの笑みを見つけたと思うやいなや…
激しい口づけに塞がれる…