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***堕散る(おちる)***
第16章 step16十段目…二人きりの休日
ハルトの眠りが深いとわかる。

口づけして、胸に触れ、欲望のままに、体に口づけする。

ハルトもワタシのモノだという確証が欲しい。

ワタシはハルトの切っ先にキスをする。

目覚めた時には、形のなかったハルトが、口づけを落とす度に形成されていった。

熟睡しているから生理現象なのかもしれない。

でも嬉しい。


キスから舌の愛撫に変わり、反りたつハルトを前に、口に含みたいという欲望を抑える必要はなかった。

途中で目覚めたら、そのまま入れたいと思わせればいい。

懸命に口に含み、舌で刺激する。


ハルトの表情が苦しそうだ。悪い夢を見ているかもしれない。
気持ち良くなって、
ワタシだと気づいて、


想いを、唇に舌に溢れさせて祈るように愛撫する。

苦悶の色が薄れていく…
忘れないで、ワタシのことを、いつも一緒に居るから…


ビクン…
ハルトのモノが強く反応し、ハルトが目覚めた…

ルリ、

第一声がアタシの名前、


一瞬怯んでしまったけど、ハルトの目をみて口淫を続けた…
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