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***堕散る(おちる)***
第19章 step19十三段目…始業式
「ハルト、もう一つ気掛かりなことがあるんです。
あの人たちがうちの高校の制服で狙ってるといったんです。
痴漢されて喜んで、ホテルについてくるような子がいるって、だからまた狙われるかもしれない。」
「でまかせじゃない?
俺が言ったんだから大丈夫だよ。
合わない方がいいけどさ、声出して助け呼ばなきゃね。」
「はい。気をつけます。」
「一緒に入るよ。」
手を引かれる。
朦朧としたまま抱えられて一緒に入ることは多いけど、こうやって入るのは、出会った翌日のホテル以来だ。
はい、今からスルから一緒にお風呂に入りましょう…という感じで気恥ずかしい。
「あいつらに触られたとこ、俺が全部キレイに洗ってあげるからな。」
ハルトがワタシの気持ちを軽くしようと考えてくれている。
気持ちも心もないというハルトに考えてもらっているのが嬉しい。
洗面台に連れていかれ、まるで自分の服を脱ぐかのように脱がせていくハルトが、鏡のワタシを見ながら後ろから抱き締めてきた。
スーツ姿のハルトを見て、すっかり忘れていたが、補導員であることを思い出した。
あの人たちがうちの高校の制服で狙ってるといったんです。
痴漢されて喜んで、ホテルについてくるような子がいるって、だからまた狙われるかもしれない。」
「でまかせじゃない?
俺が言ったんだから大丈夫だよ。
合わない方がいいけどさ、声出して助け呼ばなきゃね。」
「はい。気をつけます。」
「一緒に入るよ。」
手を引かれる。
朦朧としたまま抱えられて一緒に入ることは多いけど、こうやって入るのは、出会った翌日のホテル以来だ。
はい、今からスルから一緒にお風呂に入りましょう…という感じで気恥ずかしい。
「あいつらに触られたとこ、俺が全部キレイに洗ってあげるからな。」
ハルトがワタシの気持ちを軽くしようと考えてくれている。
気持ちも心もないというハルトに考えてもらっているのが嬉しい。
洗面台に連れていかれ、まるで自分の服を脱ぐかのように脱がせていくハルトが、鏡のワタシを見ながら後ろから抱き締めてきた。
スーツ姿のハルトを見て、すっかり忘れていたが、補導員であることを思い出した。