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***堕散る(おちる)***
第19章 step19十三段目…始業式
あれだけ恥ずかしくねだってきたが、もっと飢えさせたかった。

「じゃあ、泡流して風呂入ろうか…」

ルリの太ももに手を掛け、マットを滑り、股を通り抜けて立ち上がる。

シャワーで泡は流せても、膨れあがった欲望は流せないようだ。

湯船に浸かり、開いた脚の間にルリを向かい合わせに入らせる。

強く怒張した自身は水中でも天井を指していた。
そしてルリの視線がそこに向かっているのを確認する。

「欲しい?」

根元を握って、振って見せつければ、コクコクと頷く。

「じゃあ、しゃぶって?」

浴槽の縁に手をついて腰を浮かせるが、切っ先は水面より少し下だ。

戸惑ってる。

「欲しいなら、潜ってしゃぶって…」

やはり断らない。
ルリは水中に顔を入れて、根元から舌を這わせる。
湯に浸かった所と舌の触れる感触、微妙な差が感覚を研ぎ澄ませる。

プクプクとルリが吐く息が泡(あぶく)になって上がってくる。

トントン…

ルリの肩を叩く。

ザバッ…

「息継ぎしていいんだよ?」

「っは、っはぁあい。」

ザプン…

罰と受け止めているのか、息を溜めてルリは水中に戻っていく。
チロチロと擽る舌が絶妙に心地よい。
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