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***堕散る(おちる)***
第19章 step19十三段目…始業式
幸いこの街は仕事で馴染みの店が多い。
「早いけどリクルートスーツをプレゼントするよ。」
「そ、そんなつもりで言ったんじゃ…」
「いいから。」
ハルトの行き付けのお店でスーツを選ぶ。
白いシャツに紺のスカートのスーツを試着する。
それだけで社会人に、ハルトに近づいた気がして嬉しかった。
次に美容院にいき、髪をアップしてお化粧をしてもらう。
普通のセットとお化粧、それだけのために美容院にくるなんで、申し訳なくなってきた。
せっかく飲むなら気兼ねなく飲みたい。
服と化粧を小一時間で済ませ、居酒屋に連れていった。
ルリと会うまではちょこちょこ来ていた料理も酒も旨い店だ。
服装と髪型と化粧だけで、雰囲気が変わる。
もともと大人っぽい美人顔のルリは、それだけで高校生には見えない。
酒を飲ませてもバレないくらいに…
「ありがとうハルト。」
「俺、普通のサラリーマンでないから、なんか楽しみだな。
女子社員と飲みにいくの。」
ハルトがウキウキしてるのがわかる。
「今日は、ちょっと気になる会社の先輩に誘われて、でも最近結婚してると知りながら、口説かれて迷うOLって設定にしようか。」
「早いけどリクルートスーツをプレゼントするよ。」
「そ、そんなつもりで言ったんじゃ…」
「いいから。」
ハルトの行き付けのお店でスーツを選ぶ。
白いシャツに紺のスカートのスーツを試着する。
それだけで社会人に、ハルトに近づいた気がして嬉しかった。
次に美容院にいき、髪をアップしてお化粧をしてもらう。
普通のセットとお化粧、それだけのために美容院にくるなんで、申し訳なくなってきた。
せっかく飲むなら気兼ねなく飲みたい。
服と化粧を小一時間で済ませ、居酒屋に連れていった。
ルリと会うまではちょこちょこ来ていた料理も酒も旨い店だ。
服装と髪型と化粧だけで、雰囲気が変わる。
もともと大人っぽい美人顔のルリは、それだけで高校生には見えない。
酒を飲ませてもバレないくらいに…
「ありがとうハルト。」
「俺、普通のサラリーマンでないから、なんか楽しみだな。
女子社員と飲みにいくの。」
ハルトがウキウキしてるのがわかる。
「今日は、ちょっと気になる会社の先輩に誘われて、でも最近結婚してると知りながら、口説かれて迷うOLって設定にしようか。」