この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第20章 20章 step20十四段目…秋
「出かけないよ。
ルリがショーやるんだよ。
帰ったら、もう出かけない。家でゆっくりしたいでしょ?」
「そうですね。」
途中のワタシのショーが気になったけど、
普段ゆっくり会えない分、家でハルトといたいのは同じだったので返事した。
「昼はオムライス、夜はハンバーグだからね。」
「子供のメニューですね。」
「ああ、子供の頃、リクエストしてみたかったものだから…」
もうハルトの過去を蒸し返す話題になっても、悲しい表情はしないことにした。今取り戻せばいいのだから…
電車はガラガラなのに扉脇を占領して立っている。
ハルトはずっと鼻歌のままご機嫌だった。
ワタシは、ボートネックから見えているキャミソールのストラップが、やはりギャザーレースで、
紫と青の組み合わせが目立ってないか、
ワンピースから下着が透けていないかが気になってしょうがない。
扉のガラスに映った姿を確認していた。
「ハルト、買い物袋ずいぶん大きいですね。」
「そう?
こんなもんでしょ。
後でじっくり見せてね。」
やはりショーというのは、下着のファッションショーのよう。
ルリがショーやるんだよ。
帰ったら、もう出かけない。家でゆっくりしたいでしょ?」
「そうですね。」
途中のワタシのショーが気になったけど、
普段ゆっくり会えない分、家でハルトといたいのは同じだったので返事した。
「昼はオムライス、夜はハンバーグだからね。」
「子供のメニューですね。」
「ああ、子供の頃、リクエストしてみたかったものだから…」
もうハルトの過去を蒸し返す話題になっても、悲しい表情はしないことにした。今取り戻せばいいのだから…
電車はガラガラなのに扉脇を占領して立っている。
ハルトはずっと鼻歌のままご機嫌だった。
ワタシは、ボートネックから見えているキャミソールのストラップが、やはりギャザーレースで、
紫と青の組み合わせが目立ってないか、
ワンピースから下着が透けていないかが気になってしょうがない。
扉のガラスに映った姿を確認していた。
「ハルト、買い物袋ずいぶん大きいですね。」
「そう?
こんなもんでしょ。
後でじっくり見せてね。」
やはりショーというのは、下着のファッションショーのよう。