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***堕散る(おちる)***
第20章 20章 step20十四段目…秋
「どこで習ったんですか?」
「3分間クッキング。」
菜箸を渡すと混ぜ始める。
チャラ、チャチャチャチャチャ♪
チャラ、チャチャチャチャチャ♪
チャラチャチャチャチャ…♪♪♪
テーマソングで鼻歌が始まり機嫌はいいみたい。
「ここTVないですよね。」
「事務所で毎日見てる。
これ卵焼きだよね。」
「はい。」
ワタシを間に挟んだまま、コンロに移動しフライパンを熱する。
卵を入れて巻き、また卵を入れて、上手に巻いていく。
チャララッチャッチャ♪
チャララッチャッチャ♪
チャララッチャッチャチャチャチャチャチャチャチャチャ…♪
鼻歌に合わせて腰を振って踊っているようで、お尻に当たるのが気になる。
「練習したんですか?」
「いや?」
最後にフライパンを持ち上げ、ポーンと卵焼きが宙に浮きひっくり返って落ちる。
パチパチパチパチ
「ハルト…コックさんに成れますよ?」
「だからね?俺もう仕事もってるから。」
魚も焼けたのでテーブルに並べ席に付く。
「いただきます」
こうして早く起きたわりに遅い朝食が始まった。
ハルトが脱水症状になると困るからと、やけにお茶を勧めたけど、それがどんな結果になるかも知らずに、温かい食卓を楽しんだ。
洗い物を終えて珈琲を淹れる。
「3分間クッキング。」
菜箸を渡すと混ぜ始める。
チャラ、チャチャチャチャチャ♪
チャラ、チャチャチャチャチャ♪
チャラチャチャチャチャ…♪♪♪
テーマソングで鼻歌が始まり機嫌はいいみたい。
「ここTVないですよね。」
「事務所で毎日見てる。
これ卵焼きだよね。」
「はい。」
ワタシを間に挟んだまま、コンロに移動しフライパンを熱する。
卵を入れて巻き、また卵を入れて、上手に巻いていく。
チャララッチャッチャ♪
チャララッチャッチャ♪
チャララッチャッチャチャチャチャチャチャチャチャチャ…♪
鼻歌に合わせて腰を振って踊っているようで、お尻に当たるのが気になる。
「練習したんですか?」
「いや?」
最後にフライパンを持ち上げ、ポーンと卵焼きが宙に浮きひっくり返って落ちる。
パチパチパチパチ
「ハルト…コックさんに成れますよ?」
「だからね?俺もう仕事もってるから。」
魚も焼けたのでテーブルに並べ席に付く。
「いただきます」
こうして早く起きたわりに遅い朝食が始まった。
ハルトが脱水症状になると困るからと、やけにお茶を勧めたけど、それがどんな結果になるかも知らずに、温かい食卓を楽しんだ。
洗い物を終えて珈琲を淹れる。