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***堕散る(おちる)***
第20章 20章 step20十四段目…秋
ハルト…ハルト…
今何時ですか?

んん゛…

「ハルト」

「たぶん11じ半」

「お昼にしましょ」

「何作るの?」

「パンケーキとスープとサラダ」

「パンケーキって?」

「ホットケーキ?」

「ホットケーキなら知ってる。やる、それ」

そしてキッチンに向かう。
昨日からご飯を作って食べてsexしてお風呂に入って眠る。
それしかしてない。

ワタシのいないハルトの1日ってどんななんだろう。

「卵はいくつ割る?」

「6個、多くできたら冷凍できるので、朝ご飯に食べてくださいね。」

「爆発しない?」

「しないですよ。」

ハルトはどうも両手に2個持っていっぺんに割ろうとしている。

ワタシはふるい代わりのざるとボウルと粉を用意する。砂糖と塩も用意した。

フンフン〜パカッ
フンフン〜パカッ

片手で割るのとスピードが変わらないことは黙っていた。

ふるいをかける。

「ちょっと待って、それ何?やる…粉糖?」

「いえ、小麦粉です。」

「この色の違うのは?」

「砂糖と塩です。」

「なんで塩?」

「味が引き締まって甘くなるんですよ。」

「ふうん…変なの…」

ワタシから奪い、フントウの歌を歌っている。

ご機嫌ならばいいかな…
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