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***堕散る(おちる)***
第20章 20章 step20十四段目…秋
「ラップして冷凍して朝チンすれば、また、ふわほかになりますよ。」
フンフン〜ふわほか〜ラップにくるんで〜
フンフン〜ふわほか〜チンしてふわほか〜
「卵入ってるのに爆発しないの?」
「大丈夫ですよ。」
1枚ずつ丁寧にラップにくるんでいくハルト。
「忘れずに食べきってあげてくださいね。」
「もちろん、忘れたらふわほか達が可哀想だろ?」
「そうですね。」
いつの間にか、ふわほかという名前になっていた。
「午後はどうしますか?」
「どうって?」
「散歩」
「面倒…」
「ハルト…あっちに、少し歩いたら公園ありそうですよ?」
「ルリが裸に俺の服着たらいいよ。」
変な条件付きで散歩に出かけることになった。
ハルトは肘を出して掴まり易くしてくれたり、手を繋いだりしてくれる。
それだけでも幸せだった。
そこには滑り台とシーソーもあった。
ハルトは黙って滑り台を滑る。
人目など気にしない。逆にそれだけ滑りたかったんだと思う。
「なんか小さいね。ルリも滑ろう。」
手を引かれて滑る。
小学生くらいの子供が不思議そうに見ていたが、ハルトは全く気にしてなかった。
フンフン〜ふわほか〜ラップにくるんで〜
フンフン〜ふわほか〜チンしてふわほか〜
「卵入ってるのに爆発しないの?」
「大丈夫ですよ。」
1枚ずつ丁寧にラップにくるんでいくハルト。
「忘れずに食べきってあげてくださいね。」
「もちろん、忘れたらふわほか達が可哀想だろ?」
「そうですね。」
いつの間にか、ふわほかという名前になっていた。
「午後はどうしますか?」
「どうって?」
「散歩」
「面倒…」
「ハルト…あっちに、少し歩いたら公園ありそうですよ?」
「ルリが裸に俺の服着たらいいよ。」
変な条件付きで散歩に出かけることになった。
ハルトは肘を出して掴まり易くしてくれたり、手を繋いだりしてくれる。
それだけでも幸せだった。
そこには滑り台とシーソーもあった。
ハルトは黙って滑り台を滑る。
人目など気にしない。逆にそれだけ滑りたかったんだと思う。
「なんか小さいね。ルリも滑ろう。」
手を引かれて滑る。
小学生くらいの子供が不思議そうに見ていたが、ハルトは全く気にしてなかった。