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***堕散る(おちる)***
第20章 20章 step20十四段目…秋
シーソーにも乗る。
ハルトの方が重くて、ワタシは浮いたままだったが、位置をずらしてバランスの取れる場所まで調節してくれる。

カタン…カコン…

子供のころなんで夢中になって乗ったか、思ったほど懐かしくなかった。

カタン…カコン…

「ねぇルリ、響いて気持ちよくなっちゃうんじゃない?」

「もう…」

突然スイッチの入るハルトを置いて降りる。

ガゴンッ…

いてぇ

追いかけてくるハルトより先にブランコに乗った。

「やっぱりブランコが一番楽しいね。」

ハルトが怒っていなかったことに驚いたが、嬉しそうにブランコを漕いでいた。

「そうですね。このふわふわ感が楽しい。」

「ふわふわ?」

ハルトはホットケーキを思い出したのか、また鼻歌を歌いだした。

「楽しいものは皆ふわふわだね。」

「えっ…」

「ブランコ、ホットケーキもオムレツもそれに…」

「それに?」

「ルリのおっぱい…」

「もう、ハルト…そんなことばっか…」

「いいじゃん、ふわふわ好きなんだから…」

ふわふわ…

それって温かさとか柔らかみとかハルトがお母さんから欲しかったものなんじゃないかな…

キュンと胸が痛くなる。

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