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***堕散る(おちる)***
第21章 step21十五段目…愁秋
「そういう怯えた目をされると余計虐めたくなるんですよね。」

ハサミを取り出し、セーラー服を切り始める。

いやぁ…

何故服を切り刻むのか、残虐な行為に怯えるしかなかった。

胸の上下に渡された縄の間にもハサミが入る。

ビリビリビリ

そこに手をかけて服を引き裂かれる。
縄目から引きずり出された服を切り裂いていく。
スカートも同じく切り裂かれ剥かれていく。

「やはり白い肌が綺麗だね。吸い込まれそうですよ。」

触れそうなほど顔を近づけて話しかけられるが、実際は何もしない。
その不気味さが益々恐怖を煽った。

舐め回すように眺められ、全身に鳥肌が立つ。

「今から縄化粧を施して綺麗にしてあげますからね。」

「縄化粧?」

「言葉通り、体を縄でお化粧していくんですよ。
肌が白いから綺麗に仕上がりますよ。」

羽化前に、皮をむしられたサナギのように、情けない姿のワタシは抱えられ、壁に立たされる。

腰の縄がほどかれ、手首だけが括られる。
胸の縄もほどかれるが、手首をあげられ、壁にあるフックに括られてしまう。

吊り上げられ、爪先立ちで宙吊りになる。

無防備に晒け出された上体に縄が結ばれていく。
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