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***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
「ルリ亀ゼリー食べて、亀臭い。」

「ハルト、臭いのは薬草のほうだと思いますよ?」

「そうか?
じゃあルリ食べて…さらに綺麗になれるから…」

「いや、ハルトが頼んだんじゃないですか…
男性にもいいって言ってたじゃないですか。」

「いいの?これ以上凄くなっちゃって…
ルリ壊れちゃうよ?」

「はい?」

ハルトが妖しい笑みを浮かべる意味がわからない。

「ルリ、男性には何でいいって言ったかわかってないの?」

「元気になるって」

「ある部分がね。」

「はい?
ワタシも半分食べますからハルトも食べてくださいよ。」

「ルリ?亀が元気になっちゃうんだよ?共食いは嫌だ…
勃ちっぱなしになったらどうすんだよ。」

「へっ?」

ようやくルリがわかったらしく、ポッと顔が赤くなる。

「まあ俺のは亀の首よりデカイから仲間じゃないけどな。」

「あっ…えっと…」

「あ〜なんか効いてきたかも、ムラムラしてきた。」

「ええっ?」

「これ以上食べたら、此所でヤりたくなるかも…」

「ハルト…
食べたくないから言ってますね?」

「そんなことないよ?
じゃあ食べてもルリが責任取るんだな?」


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