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***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
「ハルトより高い。ハルト身長どのくらいですか?」
「180?ルリ、手を伸ばしてごらん。」
ハルトがツリーの向こう側から手を伸ばすが、ハルトの手が届かない。
「ルリは身長いくつ?」
「155」
「じゃあ、たぶん周囲4メートルくらいあるな。」
大きなツリーにたくさんのオーナメントとライトがついていた。
「暗くなるの楽しみだね。」
ハルトが窓際に立ってワタシを手招きする。
「夕焼け、さっきより紫っぽくなりましたね。」
「綺麗だね。
展望台行かなくても良かったね。」
「それはそれで良かったですよ。」
「ねぇ、ルリのイルミネーション見せて…」
ハルトが籐椅子を持ってきて腰掛ける。
「ここでですか?」
「うん、向こうは海だから誰もいないよ。
俺だけに見せて…」
ハルトからのプレゼント、もちろん、身に付けた姿が見たいから選んだのもわかってる。
クリスマスイブより今日はハルトの誕生日だ。
ワタシはワンピースの裾を持ち上げた。
「うん…いいね。
雪の結晶のなかに隠されたツリー
でもそのままじゃ脱げないからファスナーを開けて」
ハルトに背を向けてファスナーを下ろした。
「こっちを向いて脱いでね。」
「180?ルリ、手を伸ばしてごらん。」
ハルトがツリーの向こう側から手を伸ばすが、ハルトの手が届かない。
「ルリは身長いくつ?」
「155」
「じゃあ、たぶん周囲4メートルくらいあるな。」
大きなツリーにたくさんのオーナメントとライトがついていた。
「暗くなるの楽しみだね。」
ハルトが窓際に立ってワタシを手招きする。
「夕焼け、さっきより紫っぽくなりましたね。」
「綺麗だね。
展望台行かなくても良かったね。」
「それはそれで良かったですよ。」
「ねぇ、ルリのイルミネーション見せて…」
ハルトが籐椅子を持ってきて腰掛ける。
「ここでですか?」
「うん、向こうは海だから誰もいないよ。
俺だけに見せて…」
ハルトからのプレゼント、もちろん、身に付けた姿が見たいから選んだのもわかってる。
クリスマスイブより今日はハルトの誕生日だ。
ワタシはワンピースの裾を持ち上げた。
「うん…いいね。
雪の結晶のなかに隠されたツリー
でもそのままじゃ脱げないからファスナーを開けて」
ハルトに背を向けてファスナーを下ろした。
「こっちを向いて脱いでね。」