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***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
玄関を開ける。
何だか自分の家に帰ってきたようで、
「ただいま。」
普通に言ってしまった。
「お帰り、そしてただいま。」
言いながらハルトはワタシの服を脱がす。
「ハルト…1つだけやりたいことがあるんです。」
「俺も…1つ」
うなじにキスされながら返事がきた。
「あの…料理したいんです。」
「いいよ。料理は後でゆっくりすれば…」
「今、少しだけ…」
逃げるようにキッチンにいくとハルトも着いてくる。
「いいよ。一緒に作ろう。」
「わかりました。」
ハルトが一緒に作りたがれば、それはそのつもりだった。
卵を取り出す。
「幾つ割るの?解すの?」
もうハルトはノリノリだ。
ボールを2つ出し、それぞれに割る分を置く。
「両方とも泡立たないよう解いてもらえますか?」
「了解。」
鼻歌が始まる。
ああさっき子守唄にして寝てしまった。
牛乳を温め砂糖を溶かす。鍋に入るボールをもう1つ出し、フライパンに砂糖を入れる。
「ねぇ、それは何?」
「跳ねるから気をつけて見ててくださいね。」
ハルトはボールをもち卵を解きながら覗きにきた。
砂糖が溶けて飴色になっていく。
「ルリ焦げてんぞ」
何だか自分の家に帰ってきたようで、
「ただいま。」
普通に言ってしまった。
「お帰り、そしてただいま。」
言いながらハルトはワタシの服を脱がす。
「ハルト…1つだけやりたいことがあるんです。」
「俺も…1つ」
うなじにキスされながら返事がきた。
「あの…料理したいんです。」
「いいよ。料理は後でゆっくりすれば…」
「今、少しだけ…」
逃げるようにキッチンにいくとハルトも着いてくる。
「いいよ。一緒に作ろう。」
「わかりました。」
ハルトが一緒に作りたがれば、それはそのつもりだった。
卵を取り出す。
「幾つ割るの?解すの?」
もうハルトはノリノリだ。
ボールを2つ出し、それぞれに割る分を置く。
「両方とも泡立たないよう解いてもらえますか?」
「了解。」
鼻歌が始まる。
ああさっき子守唄にして寝てしまった。
牛乳を温め砂糖を溶かす。鍋に入るボールをもう1つ出し、フライパンに砂糖を入れる。
「ねぇ、それは何?」
「跳ねるから気をつけて見ててくださいね。」
ハルトはボールをもち卵を解きながら覗きにきた。
砂糖が溶けて飴色になっていく。
「ルリ焦げてんぞ」