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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
「今日こそは我々の指導者も一緒にお越しになられている、是非とも会って頂きたい」
「指導者と呼んでいますね‥‥
面白い表現です、ですが私は嫌いではないですよ‥」
「その表現が一番適していると我々は思っています‥
指導者が我々の夢を叶えてくれる、勿論我々もその為の努力は惜しまない‥‥さっこちらへゼクス殿」
「ええ・・・」
ヒムラーに連れられ輪の中心へ‥
中で一番光り輝く男性‥漸く見付けた、あのカリスマ星の持ち主を‥‥
「ヒムラーこちらは?」
「前にお話した、我々の思想に同調する者です、そして独国産まれの生粋のアーリア人とも‥」
「お初にお目に掛かります指導者‥
私はコンラート・ゼクス、ベルリンのしがない1貴族です」
「自身を下否するものではない、私は見ただけで分かる、貴方は見た目以上に何かを持っている方だと‥
失礼‥私はアドルフ・ヒトラー‥周りには指導者と呼ばれているが、気楽にアドルフとでも呼んで欲しい」
「過大評価ですね、私は私以上にはなれない‥
これはこちらこそ失礼な事を、指導者‥いえ、アドルフ殿には私はどの様に見えているのか不思議です」
向こうも私に引っ掛かりを覚えた、逆に言えば好印象と言うのだろう‥
出だしは良好、後は2人きりで話せる機会を作る事。