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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
「私がカリスマの宿命?」
「数年前に黄の流れ星が、ミュンヘンに向かって落ちた‥
落ちるという事は出現を表し、流れ星が何処から落ちるか何色をしているかで、どんな宿命を持つか判断可能‥‥
そして宿命を持つ者は、私には独特の輝きがあるように見える」
「分かるのは出現だけなのか?」
「いえ未来も‥ある程度の示唆出来る未来も詠めますよ‥
例えて言えば‥‥大きな大戦が近くもう一度来るとか、その中で独国が重要な役割を果たすとか‥‥
後はまあ‥星を良く見なければ何とも言えませんね・・」
独国が関わり、近く起こるであろう事だけを口に出した‥
今は余計な情報は入れない方が良い。
「大きな大戦‥世界規模の大戦がまた起こるというのか‥
そして独国が重要な役割を果たすとも‥‥」
「世界規模でしょう、星の動きが尋常ではなかった‥
あれは星規模で物事が動く前触れ、そう簡単に見るものではありません、そして既に火種はある‥‥違いますか??」
「・・・
その通り‥独国の周りは敵だらけ‥
だと言うのに、独国政府は交渉のテーブルに付こうとしている、独国は敗戦国だと理解していない・・」
さて、私の囁きにアドルフはどう食い付く?